湯布院(大分県由布市湯布院町)
由布院温泉(ゆふいんおんせん)は、由布岳の恵みを受けた、豊富な湯量を誇る温泉です。かつてはひなびた温泉で、団体観光客向けの大型ホテルや歓楽街は整備されていませんでした。
また、大規模なリゾート開発にも反対をし、町の景観を守る運動をしてきました。
これが功を奏して、現在女性が訪れたくなる温泉第1位になっています。
また、連続テレビ小説「風のハルカ」の舞台としても有名です。
(交通:JR九州久大本線由布院駅)►地図はこちら
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看板があったので見ると...
この香椎荘は、今は亡き陸軍中将、香椎浩平氏が氏の別荘として建てたものであります。
この館は、かつては政界の要人や軍部の要人との深い語らいの場でもあり、
また香椎中将自ら武人としての思索の場でもありました。部屋の造りや築庭の姿に
往時を偲ぶものがあります。
香椎中将(明治14年1月25日生まれ〜昭和29年12月3日永眠)は、かつての2・26事件が
勃発したとき、戒厳司令官を拝命し、命を賭して叛乱軍を鎮定してその重責を全うしました。
(注)2・26事件
昭和11年2月26日未明、陸軍第1師団歩兵第1連隊、歩兵第3連隊の一部将兵が、
陸軍歩兵大尉野中四郎(事件直後自刃)を中心に千数百名が叛乱軍を組織して決起し、
首相官邸や大臣私邸を機関銃で襲撃した。
大蔵大臣高橋是清氏、内大臣斎藤実氏、教育総監陸軍大将渡邊錠太郎氏等高官が亡くなられ、
その他多数の死傷者が白雪を血に染めた悪夢のような事件であった
この香椎荘は、亡き香椎中将の意(こころ)を尊重して
改変すること無く保存に意を用いております。
2.26事件を鎮めた方の別荘だったそうです。
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